明智工業株式会社⇔尾崎営農組合の取組紹介
平成26年3月17日に、明智工業株式会社、尾崎営農組合との間で「農山村活性化の取り組みに関する協定書」を締結しました。
今・繧ヘ、いなべ市藤原町篠立地区において、農道の清掃や獣害防止柵の補修、改良などの作業支援を行うほか、餅米を作付して餅つきを開催するなどして、相互の交流を図りながら農山村活性化に向けた協働活動を行ってく予定です。
なお、 会社が忙しい時期に入っていることもあり、第1回目の協働活動は少し先の7月を予定しています。
現地の様子
明智工業株式会社と尾崎営農組合とは、共に、いなべ市藤原町篠立地区にあります。三重県の中でも、最も北に位置する場所にあり、少し行くと、もう岐阜県です。
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▲ 明智工業株式会社は、営農組合と同じ篠立地区にある、高精度鋳造製品を製造している従業員13名の会社です。 |
▲ 尾崎営農組合の水田は、員弁川の源流部、鈴鹿山脈のふもと、目前に山々が迫る場所にあります。 そのため、獣害対策(主に鹿)が重要で、早くから住民の手による防止柵が作られていました。 |
▲ この獣害防止柵については、長年の風雨などにより不具合がたくさん発生していましたが、なかなか住民の手だけで十分な修理を行うことが難しく、営農組合では対応に困っていました。 |
▲ そんな苦労話をしていたところ、たまたま喫茶店で隣に居合わせた明智工業株式会社の社長から、壊れた獣害防止策の溶接修理の申し出をいただき、それがきっかけとなって話しが進み、協定の締結に至ることとなりました。 |
▲ 会社の社員の方には、獣害防止策の補修、改良の手伝いをしていただくほか、農道の清掃、草刈りなどの作業も手伝っていただく予定です。(会社の業務との調整を図りつつ) |
▲ 営農組営でも、餅米を作付して餅つきを開催したり、水田で収穫したお米(ここのお米は、水が良いこともあって美味しいと評判が高いです)を提供したりしながら、交流を図っていく予定です。 |
地元の住民にとっては、地元の会社というのは知っているようで知らないことも多いのではないかと思います。そうした会社の社員と交流することで、今回のように住民だけでは難しい作業の支援をしてもらえたり、また災害などいざという時にも安心な関係づくりができると思います。
会社の側でも、地元の理解が進むとともに、社員の士気向上にもつながる部分があります。
このような地元の会社との新しい関係づくりも大切にしていきたいと考えています。