中日本高速道路株式会社⇔亀山kisekiの会、亀山市の取組紹介
平成25年2月21日に、中日本高速道路株式会社、亀山kisekiの会、亀山市の3者(立会人、三重県)により「農山村活性化の取り組みに関する協定書」を締結しました。
今後は、亀山市域における農山村の環境や景観の保全、農業での新たな労働力と交流機会の創造、紅茶などの特産品開発による地域活性化を目的とした協働活動を行っていく予定です。
第1回目の作業の様子
第1回目の活動は、平成25年3月9日、晴天のもとで中日本高速道路株式会社の社員の方約30名と亀山kisekiの会の方など参加で行われました。3月上旬とは思えない温かさと、今期最大の飛散があった花粉の中、紅茶園の再生に向けた作業を行いました。
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▲ 午前中の作業場所は、新名神の高架橋が上空を走る亀山市の山間地です。 作業に先立ち、中日本高速道路株式会社、亀山kisekiの会、亀山市、三重県の関係者から、挨拶と今後の取組に向けての期待、作業時の安全についての話がありました。 |
▲ 作業は2班に分れ、こちらの班では掘り起こした荒廃茶園で、お茶(紅茶)の木とその他の雑草、雑木の分別作業を行いました。特に笹根が残ると厄介なので、丁寧に分別を行います。 背後に見えるのが、新名神の高架橋です。 |
▲ 分別ができたら、お茶(紅茶)の木をきれいになった茶園に埋め戻します。これでちゃんとお茶(紅茶)の木は育つのだそうです。生命力が強いんですね。 紅茶の収穫が出来るようになるのは、数年後とのこと。 |
▲ もう一つの班は、大きく生長した木の剪定作業です。3メートル近く育ったこの木が、実はお茶(紅茶)の木です。放置しておくと、このような状態になるとはオドロキです。 概ね腰の高さで切りそろえて行くのですが、最初は「こんなの果たして出来るのかな?」という感想。 |
▲ でも、人の力はスゴイ。あれほど茂っていた山が2時間程度の作業で見事に無くなりました! なかなかの達成感です。 |
▲ 征服したぞ~!やったど~!(笑) この紅茶の木も、さらに雑草や雑木と分別した上で、埋め戻します。数年後、紅茶の収穫ができるようになるのが楽しみですね。 午前中の作業はここまでです。 |
▲ 午後は場所を変えて、あまり荒れていない紅茶園の手入れを行いました。 ぱっと見は同じお茶にしか見えないのですが、詳しく説明してもらうと、緑茶用のお茶と紅茶用のお茶は葉っぱが異なることが分かります。 |
▲ 分散して、雑草取りの作業を行いました。 こうした地道な作業があって、美味しいお茶が飲めるのですね。 |
▲ その後、伸びた枝の刈り払い作業を体験しました。チェーンソーと草刈機が合体したような機械で、カーブにあわせて伸びた枝を切り落としていきます。こうやって刈ることで、春にまた新芽が育つのだとか。 |
▲ 作業終了後、近くの駐車場で第1回目の活動は閉会しました。 次の活動は5月。紅茶の手摘み作業を手伝っていただきます。 |
このような活動を通して、会社の方が地域をより深く知ってもらうことは意義あることだと思います。会社で働いているだけでは見えない地域の良さや魅力を感じることが出来ますし、地域が抱える課題も見えてくるでしょう。 また、活動をきっかけにして、地域の取組がレベルアップすることも期待できます。
協定の期間としては、ひとまず3年を一区切りにしているのですが、3年経過した後も、新しいより良い関係を続けていってもらえればと思います。