いざという時!
土砂災害を未然に防ぐための避難の準備や避難方法について
雨に注意していますか?
土砂災害の多くは雨が原因で起こります。長雨や大雨で危険だと思ったら早めに避難しましょう。
1時間に20ミリ以上、または降り始めてから100ミリ以上の降水量になったら十分注意が必要です。
雨の降り方と雨量のおおよその目安
雨の強さ | 1時間雨量(mm) | 雨の降り方 |
---|---|---|
やや強い雨 | 10-20 | ザーザーと降る。地面からの跳ね返りで足元がぬれる |
強い雨 | 20-30 | どしゃ降り。傘をさしていてもぬれる |
激しい雨 | 30-50 | バケツをひっくり返したように降る。道路が川のようになる |
非常に激しい雨 | 50-80 | 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) |
猛烈な雨 | 80以上 | 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる |
避難場所は決まっていますか
普段から家族全員で避難場所や避難する道順を決めておきましょう。災害が起きた時、家族全員がいっし ょにいるとは限りません。そんな時も、あらかじめ避難場所を決めておけば安心です。
市町村では、各地区ごとに災害時の避難場所を決めていますので、お住まいの市町村で避難場所を確認しておきましょう。
逃げ方を知っていますか
土石流はスピードが速いため、流れを背にして逃げたのでは追いつかれてしまいます。土砂の流れる方向 に対して直角に逃げるようにしましょう。
危ない場所は
土石流危険渓流、地すべり危険箇所、急傾斜地崩壊危険箇所という看板の立っている場所は特に危険です。
身近な場所を要チェック
土石流災害の起こりやすい場所
近くに土石流危険渓流の標識がないか。
近くの渓流にかって土石流のでた話はないか。
渓流の勾配が急で、とくに大量の土砂が堆積してはいないか。
河床に中・高木が育っていない、転石に苔がない渓流ではないか。
上流の山地に崩壊地、裸地が多くみえないか。
がけ崩れの起こりやすい場所
近くに急傾斜地崩壊危険箇所の標識はないか。
傾斜地の角度が30°以上、又は、上部が張出したりしてはいないか。
がけに浮石や割れ目、あるいはわき水や落石などがないか。
がけの頂上付近に新しい亀裂ができていないか。
斜面上にある物(道路、樹木など)が変形や移動していないか。
地すべりの起こりやすい場所
近くに地すべり危険個所の標識はないか。
緩い傾斜地の傾斜が一様でない、(等高線が少なく不揃い)地形ではないか。
斜面に生えている立木が曲ったり、不揃いになってはいないか。
耕作が放棄され、雑草が生えた棚田になってはいないか。
がけの上部などに滑った跡のような滑らかながけはないか。
あわてず避難するために
自分の市町村にある危険箇所の図(ハザードマップ)をみていますか。
ハザードマップ上で自分の家が何処か確認していますか。
災害時の避難場所を確認していますか。
避難場所に行くまでの安全な避難路を確認していますか。
危険な兆候
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