具体的には、太陽光パネルの無料点検という名目で訪問した事業者に虚偽の説明で勧誘されたり、突然自宅に訪問した事業者から太陽光発電設備と家庭用蓄電池の勧誘をされ、高額な契約をしてしまったなどの相談が寄せられています。
相談事例
①大手ハウスメーカーと連携している業者と名乗る太陽光発電システム販売業者が訪問し、約300万円の契約をした。後日、大手ハウスメーカーに確認したところ、全く関わりのない業者だとわかった。虚偽の説明であったため、解約したい。➁突然自宅を訪問した事業者から太陽光発電設備と家庭用蓄電池の勧誘を受けた。すぐに契約するつもりはなかったが、「安く契約できるのはあと2件」などと説明されて約300万円で契約してしまった。
③事業者が「市から委託された」と太陽光パネルの無料点検で訪問した。点検してもらったところ、「売電するための装置が壊れている」と説明され、「修理するよりも家庭用蓄電池を購入したほうがいい」と勧誘され、約200万円の家庭用蓄電池の契約をした。ところが後日、訪問した工事担当者からは「装置は壊れていない」と言われた。
消費者へのアドバイス
・事業者の突然の訪問に対しては、事業者名や目的等をしっかり確認する!→特定商取引に関する法律では、訪問販売を行うときには、事業者の氏名、勧誘目的である旨、販売商品を
告げなければならないと定められています。
事業者の突然の訪問を受けた際には、これらの事項をまず確認しましょう。
・その場で契約せずに複数社から見積もりをとる!
→事業者の突然の訪問をきっかけに勧誘をされたり契約を急かされたりしても、その場では契約をせずに、
複数社から見積もりをとり比較検討しましょう。
・トラブルになったときにはすぐに相談する!
→訪問販売にはクーリング・オフ制度が設けられています。
不安に思った場合やトラブルになった場合には、一人で悩まず消費生活センター(Tel:局番なしの「188」)に
相談しましょう。
関連リンク
・家庭用蓄電池の勧誘トラブルにご注意!-事業者の突然の訪問を受けてもその場で契約はせずによく検討しましょう-・クーリング・オフについて
・経済産業省資源エネルギー庁を騙る、太陽光発電設備の点検を促す偽の チラシ及び通知文書にご注意ください